06:30 モーニングコール 気持ちよく晴れた朝、部屋から食堂への渡りにある中庭から気球が飛んでいるのが見えた。 知らなかったが、後から調べるとこの気球に乗るオプションツアーは結構人気が高いらしい。 しかしかなりの早朝から参加しなければならない上にちょっぴりお値段高め。 45分間ぐらいのショートツアーでも130USD。14,000円ぐらいですか? ホテルが高台にあるのか、カッパドキアの街並みが一望でき、カラフルな気球と混ざり合ってまさに絶景でした。 朝からテンションが高いメンバーと早速記念撮影。 昨夜の夕食では貸切の会場だったけれど朝食は他のお客様とご一緒。 さすがは世界的な観光地。今回の旅行で一番賑わっていた食卓だったんではないだろうか。 チラリと盗み聞きした(?)ところだけでも、カナダ、フランス、韓国…そしてやっぱりいた。日本人(笑)。 元気のよいオバちゃんが日本語で「まー!これなにー?果物丸ごとー??」とか言っているのを聞くと思わず話しかけたくなってしまった。(しかしオバちゃんはすばやい動きで席に戻ってしまった…) カッパドキアは見所がたくさん。 街中が観光スポットなので少し移動してはバスを降りて見学、またバスに飛び乗って移動ということを繰り返す。 トルコに来て初めて「ああ、観光ツアーなんだなぁ…」という思いがした。 08:10 本日最初の観光スポットであるペリバジャ:妖精の煙突に到着。 最初の、と言いつつも実はバスを降りなかっただけで途中も有名観光スポットだったらしい。 実は私は「観光ツアー」というものに参加したのはこれが2度目で、1度目は最初の海外旅行であるドイツ。 大学の先輩の卒業旅行について行かせてもらったのでした。 確かツアータイトルは「ドイツ:ロマンチック街道8日間」とか何とかだったと思うけど何せバスで「ロマンチック街道」をひた走るというツアーだった。 そこでもいたるところが観光地で見所満載だったけど、移動距離も半端じゃなかったのでほとんどが車中見学。 たまに降りても「ハイ、見学時間10分です!」って感じで写真撮って終わり。 カッパドキアは自然の作った造形美を楽しむところが多いからそれで充分と思うところもあるけど、ドイツの場合は美しいお城や教会などだったからものすごくもったいない気がしてしまった。 そのツアーはオプションで2日延長でき、ロンドン、ローマ、パリのうちどこかの都市を選択して行くことができたんだけど、私たちはローマを選んだ。 そこでもバスを乗り降りしての観光ツアーだったので私は辟易してしまい、最後のバチカンでツアーから抜け出してしまった。(もちろんちゃんと申告してね) だってせっかくのバチカン観光が30分しかないってどういうことだ!と怒り爆発してしまったから。 結局バチカン市国内をバスで巡ってバチカン宮殿を堪能しました。駆け足で回ったけどシスティーナ礼拝堂まで見終わったら3時間以上経っていた…。 でもそれが当然だと思う。あんな至宝を目の前にしておめおめと30分なんかで戻れるかい! 結局翌年もイタリアに行ったんだけどやっぱりバチカンで3時間以上過ごしてしまいました。 それはともかく妖精の煙突です。 ここでバスを降りてすばやくおみやげ用のポストカードを購入。 しかしおみやげ用にと思ったが後にもっと安くでアクセサリー類などを発見してしまったので結局ポストカードは自分用になってしまった。 しかしポストカードを強引に売りつける子供たちの日本語習得能力に脱帽。 「高いからいらない」というと「高くないよ、安いよ!」と反論してきた。 そして丘に登ってハイ、記念撮影。 今日の目的の一つは「オフの友達に見せても大丈夫な写真を撮る」ということ。 カッパドキアとイスタンブールぐらいしかおそらく見せられるものがないから…。 とりあえずここで写真を撮っておけば「トルコに行ってきました」と堂々と言える。(いや、そのままで言ってもいいんだけど…) ツアー参加の方の一人が素晴らしいことに日本からわざわざ「きのこの山」を持ってきていた。 素晴らしい意気込みです。見習いたいです。 もちろんきのこの山と共にハイ、パシャリ。 朝日を浴びるきのこ岩。自然の作り出す造形美。しかしきのこ嫌いです。(写真 きのこの山を日本から持ってくるというアイデア、素晴らしい。きのこの山は大好きです。(写真◆ |
08:30 さくさくと見学を終え、次の観光スポットであるギョレメ野外博物館へ。 イスラム教徒からの迫害を逃れるために洞窟に教会や修道院などを作ったんだそうな。 日本でいう隠れキリシタンの里? 年代はこちらの方が500年ぐらい前ですけどね。 中のフレスコ画を見学することができるけれど保存のために写真撮影は禁止。残念。 面白かったのは「ヘビの教会」。 描かれているものの中に、「嫌な男に迫られた美女が神様にお願いしてあえて変な顔のおっさんに変えてもらった」という絵がある。なんじゃそりゃ!? 美人に生まれつくのも考えものだわ!と負け惜しみを言ってみる。 「暗闇の教会」のところで一次解散。 高台から下を見下ろし、「みんな〜〜!あたしは大丈夫だよ〜〜!!」ゴッコ開始。 ずらりと並んで一斉に叫ぶ。イシュタル様多過ぎ。 下にいた他の国からの観光客はただ単に手を振っているものだと思ったのか、手を振り返してくれた。 よもや自分たちが勝手に民衆役にされていたとは思うまい…。 千代姫が「私が信じられるなら一緒に来い」ゴッコをやろうと言ってきたが、当然受け止められるわけもないので却下。でも飛び降りるのを見るだけならOKといったのにやらなかった。やればよかったのに〜。(他人事) 入り口付近にあった手作り銀製品のショップでムスカを発見してしまった。 えりなのムスカとはちょっと違うけど手書きの模様が美しい素敵なムスカだった。 欲しい…。ここで買わなきゃもう買えないかもしれない!!そう思うと未練をなかなか断ち切れずウダウダ迷いに迷っていた。(そして結局買わなかった…) 実はどうやらこのギョレメ野外博物館の駐車場横にあるお土産ショップが今回の旅で一番充実した品揃えの店だったらしい。 しかしムスカに現をぬかしていたためにそこのお店をチェックする暇がなかった…!おおぅ!!何たる失態!!! 思えばこの時からこの日一日中負けっぱなしの予感がしていた…。 10:10 ゼルベの谷見物 フフフ…。記憶がない。 それもそのはず。ここでの私はバスを降りてすぐのところにあったお土産やさんでの値切り交渉に熱中しすぎていてゼルベの谷を見学していないのだ! どうりでガイドブックなんかで写真を見ても見覚えないはずだよ。 ここで今回始めてアクセサリーを購入。ゴムが切れそうな危ういブレスレット。 見るからにちゃちい作りのクセに「1個500円!」とか言われたが当然値切る。 5個で500円までまけさせたが、5個も気に入るものがなかったので結局3個で300円にさせた。 単価は同じだけど無駄金を使わなかったということでちょっと満足。 しかし普段の生活で200円ぐらいの無駄金はしょっちゅう使っているのに、旅先の方がむしろケチくさくなっている…。 10:30 ラクダ岩見物 ここでもラクダ岩をちらりと見て写真を少々撮ったあと即土産物やさんを物色。 お目当てはスカーフ。しかも端々にレースの刺繍でフリンジ?みたいになってるやつ。 サントリー美術館で開催されていた大トルコ展で「トルコのコーヒーセレモニーの模様」が展示されていたのだが、そちらに飾られていたマネキンが身につけていたようなスカーフがメチャ可愛いかったのでトルコに行ったら絶対に買おうと心に決めていた。 提示された金額は1枚1000円。高い。 白い大判のスカーフでふちが紫色の刺繍。可愛い。 日本でこのスカーフが1000円だったら即買いだけどここはトルコ!値切って値切って値切りまくれ! ……意地汚い根性丸見えです。 目標額は3枚で1000円。しかしどう値切っても2枚で1000円以下にならない。 さっさと見切りをつけて隣の店へ。 隣の店でも同じようなスカーフが同じような値段。 おそらく協定を結んでいるに違いない。やはり2枚で1000円以下にはならない。 う〜んう〜んう〜ん……。 考えすぎてあっという間に集合時間に! 集合時間を無視するという芸当がなかなか出来ないので(するな)焦って結局何も買わずにバスに乗り込む。 これがこの後この旅での最大の後悔となる。 ギョレメ野外博物館の看板。日本語の看板ってなんとなく景観を壊してる感じがするんだけど、外国語だとしっくりハマっているように見えるのは言葉が理解できないから?(写真) なんとなく宮崎駿っぽい(写真ぁ キノコだらけ。シメジ?(写真ァ ラクダ岩。登ってみたい(写真Α |
11:00 トルコ絨毯屋さん見学 ここはカッパドキアのツアーでは必ず立ち寄るところらしい。 私の大好きなサイトの管理人様とその相方(?)の某有名漫画家様のトルコ旅行記でも同じ絨毯屋さんだと思われるところの記述があった。 そこで行われるらしいめくるめく絨毯広げショーを密かに楽しみにしていた。 最初に通されたところは織り子さんたちが緻密な技を繰り広げる工房。 大型の織り機に織りかけの美しい絨毯がずらりと並んでいる。 なんとなく日本の機織り機を想像していたけど、全然違った。 日本の機織り機の場合縦糸に横糸を一気に通して板みたいなやつで「ガッチャン」と押し付けて織っていくイメージがあるけど(あくまでイメージ。恐らく鶴の恩返しからの)、このトルコ絨毯の場合は縦糸に横糸を結びつけるように絡ませて小型のマッサージ棒(?)のようなものでドンドンと押し込んでいく。 10兒擁を織るのにいったいどれ位かかるんだろうか。それだけでも途方に暮れそうな作業です。 シルクともなると糸が細くてさらに大変。若くて視力がいい内しか出来ないんだそうな。 重労働ですね…。しかしそう思わせることがこの先のパフォーマンスの前フリだったとは…。 (いや、実際重労働なんですけどね) 場所を移動し、糸の染め方などを見学した後、ちょっとした広間に通される。 いよいよ開催されるパフォーマンス。 絨毯屋のお兄さんが流暢な日本語でトルコ絨毯についての説明をまくし立てた後、用意された筒状に巻かれた絨毯が一気に広げられる。 それも何本も何本も大小織り交ぜてこれでもかと言うほどに。 畳み掛けるように広げられる絨毯に少しでも目を奪われるそぶりをするとそこからすかさず営業トークが! まだあどけない少年がクリクリの眼をしながらもしっかりと商売人根性で訴えかけてくる。 こちらが「この色はあまり好きじゃない」と御茶を濁して断ると「じゃあどの色が好き?この色?この色?」と諦めずに次々とさまざまな絨毯を広げる。 「買うつもりはない」ときっぱり断っても「じゃあどれなら買いたくなる?」と、かなり押しが強い。 さらに最初にトルコ絨毯について説明していたお兄さんが決めかねているこちらを見て言う。 「買ってくれたら満足してお客さん(私たちね)も喜ぶ、私も喜ぶ、そして一生懸命織った織り子さんたちも喜ぶ。売れなかったら、織り子さんたち、悲しむ」と先ほど緻密な作業を一生懸命続けていた織り子さんたちを引き合いに出してくる。うっ…ずるいぞ。 しかし結局絨毯は暑苦しいので買わず、色の涼しげな小さ目のキリムを親への土産用に購入。 5000円分ぐらい値切ったけどもうちょっと値切れそうだったのが悔やまれる。 ここでもやはり敗北感を味わうことになったのであった。 12:45 洞窟レストランにて昼食 これまたカッパドキアのツアーには必ず組み込まれていそうな洞窟レストランで昼食となる。 洞窟…というとユーリとトゥーイが逃げ回った洞窟を思い出すが(当たり前。だってカッパドキア忌憚だから)、ここのレストランはそんな遊び要素はそんなになく、ちょっとしたトンネルっぽいところを抜けるとかなりだだっ広い広間にでる。 まあ洞窟と言えば洞窟だけどね…。 広間のところどころにさらに奥に掘った広めの横穴があり、そこが御食事どころ。 テーブルに着く人数によって大小があるのだが、もちろん私たちは入った正面のかなり広めのスペース。 そこも奥と手前で段差があり、奥はまさにお誕生日席(皇帝席とも言う…か?)。 もちろん個室になっているわけではない。しかもこのレストランはマラティアなどと違い他の日本人観光客もいる。 しかし当然そこでも繰り広げられる天河ゴッコ。 まずはお約束。「皇子、寂しゅうございます〜〜〜〜」ゴッコ。基本ですね。 そして話は前後しますが、宴もたけなわになった頃にこのツアー中にお誕生日になった人のためにケーキ(マドレーヌみたいなやつをシロップにつけたもの。食べてないので味は不明)が運ばれてきた。手前の席に座っていた私はすかさず奥にその皿を回す。 もちろん普通に回すはずもなく。「ご側室様に御土産をお持ちしました」と僭越ながらラムセスゴッコ。 さらに四角いスパニッシュオムレツにケチャップでハート型を描いて「ハートの書簡vv」などなど…。 お料理はスープ(うろ覚え)、スパニッシュオムレツ(しかしトルコなのでターキッシュオムレツ?)、焼き魚、当然メロンじゃ! 魚は冷めていたような…やっぱり熱々の焼きたてでないとね! ナイフとフォークで焼き魚を食べるのは面倒だなぁ…と思ってたけど案外簡単だった。箸で食べるのとコツは一緒だもんね。漁村(?)で育ってよかったよ。 ※ちなみに普段は超食べ汚い。よくこぼすし。 しかし漁村で育った割りに魚の種類は全然わからない。 カッパドキアは内陸部だからこれは川魚なんだろうか?(それすらわからない…) 絨毯屋さん。外観も中身も立派です。(写真А 織子さんたち。美女ぞろい。(写真─ めくるめく絨毯の波(写真) 洞窟レストラン。新宿にある洞〇あとは一味違うぜ。(写真) シムシェックがお出迎え。(写真) ハートの書簡Vv ラムのユーリへの書簡とは扱いが違うね…(涙)(写真) |
14:05 赤い河のほとりで休憩(?) 食後、日本人土産を買いまくる!のカイマクル地下都市へはすぐに向かわず、もう一度赤い河のほとりへ。 今度は川原に降りれる場所でのんびりと赤い河見学。 う〜ん、ここからラムとユーリのラブラブ逃避行(11巻参照)が始まったのかと思うと感慨深い。(違う?) 「ユーリの額飾りが壊れてそれを拾うルサファ」ゴッコをしたいと言って、「じゃあルサファやってね」と言い出す千代姫を河に突き落としてやろうかとはしゃいだりしておりました。 そして甲子園の砂よりも(一部の人間にとっては)貴重な赤い土、陛下の額飾りに使われていたっぽい石などを採取して再び旅は続く…。 15:15 カイマクル地下都市観光 さて、日本人土産買いまくる!(しつこい?)のカイマクル地下都市へ。 その名の通りお土産屋さんがずらりと立ち並ぶ。 チラ見した限りではギョレメほどの品揃えではない。 しかしここで買わねばもう後がない。なんてったって今日の夜からは「何もない」と名高いハットゥサに行くのだから。 さっさと見学を終えて買い物することしか考えていなかったのでここの記憶はお約束の「いたぞ!あそこだ!」ゴッコのことしかない。 それでも写真を見れば何とか思い出すだろうかと思いきや、写した写真はことごとく何を写したのかもわからないピンボケ状態。 とりあえず中腰のまま進んだりしたので腰が痛かった…。 いくらユーリがチビだとしてもあれは走り回れそうにないけどな。 で、一通り見学したあと早速“買いまくる”へGO! 目的はタワナアンナ冠と呼ばれるベール付きの帽子とラクダ岩で買いそびれたスカーフ、あとはお土産として配るための天河っぽいアクセサリー。 アクセサリーに関しては既に地下都市に入る前に物色していたので早速目当てのものを掴み取る。 店員さんが「1個300円!」とか言っていたところを当然値切り、8個で1000円にさせる。 しかし私が手に持っていたものは合計10個。そのまま何も言わず1000円渡す。 詐欺です。ハイ。 しかし中にはゴムが切れそうなものもあったし、1個100円でも高いよ?(言い訳) お店の中に入って早速タワナアンナ冠を物色。 空港でみずほちゃんが買っていた白いタワナアンナ冠がめちゃくちゃ可愛かったので心惹かれたが全く似合わず。やっぱりあれは本人が可愛いからね…と、しばしやさぐれる。 だからと言って他の色が似合うのかと言われたら超疑問だが、とりあえず他の色をいろいろ被ってみる。 値段は1個1000円。高い。 「1個300円にしろ!」とかなり脅迫めいた値切り。しかし店員も「ありえない」と言った顔をし、さすがに話に乗ってこない。 とりあえず他の物品を眺めて様子を見るけれど店員の態度は変わらず。 どうせこのツアーでしか使用しないものなので値切れないならもう買わない、と店を離れようとした時やっと店員の態度が軟化する。 結局2個で1000円となり、私が赤、千代ちゃんが白を買って解決。 うむ。やっと今日一日中漂っていた敗北感から抜け出せそうな気配。 しかしその店屋他の店を見てもスカーフはない…。あっても日に焼けてしまったものや、デザインがイマイチなものばかり。うむぅ…。 16:35 ウチヒサール見物 さて、場所を移動し、ウチヒサール見学。 ウチヒサールはウチヒサール城の要塞の内の一つらしい。 ここでもしつこいぐらいに買い物に没頭していたのでさっぱり覚えていない。 スカーフを買う最後の望みの綱であったがそこにはスカーフそのものがなかった…。 しょうがないので先ほど購入したタワナアンナ冠とおそろいになりそうなシャラシャラのコインっぽい飾りの付いた腰に巻く布を購入。(もちろん使い道など考えていない) 2度目の赤くない赤い河。流れが緩やかです。(写真) 戦利品。帰ってきてからも絵を描く資料になったから悔いはない。(写真) 要塞。やっぱり宮崎駿っぽい。カッパドキア自体が風の谷っぽいしね。(写真) |
16:50 トルコ石屋さんでショッピング 最後の立ち寄りどころであるトルコ石屋さんへ。 ここでは篠原先生にささやかではあるけど感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈ろうという計画が遂行される場所である。遂行と言っても実際渡すのは夕食会のときですが。 何気なく店内をウロウロしていてふと目に付いたのが、色がグラデーションになっている3つの琥珀が連なったピアス。黄色に近い薄い色、オレンジっぽい濃い目の色、そしてもう一つがスモーキークオーツのような渋い色の3色。 その3色の組み合わせのものは他のデザインも結構あって何気に可愛かった。 しかしトルコまで来て琥珀…。しかもよりによって琥珀かよ!!と思い、購入を断念。 これで金色とセピア色のピアスとかだったら勢いに乗って買ってしまっていたかも…。 その時どなたかに声をかけられた。(きすけさんかしら?) 超、でかいムスカがそこに!!ズワのムスカかよ!!と思うほどの大きさ。 実際あれは何のためのムスカだったのだろうか…。 トルコ石屋さんを離れ、一路今夜の宿泊先であるヨズガットへ。 いよいよ聖地(笑)ハットゥサに近づくとあってバスの中のテンションは上がる一方。 天河CDのボリュームも上がる一方。 沈む夕日にあわせて流れるイルの歌は今回何回繰り返し聞いただろうか。 ヨズガットにたどり着いたのはどっぷりと日も沈んだ午後8時ごろ。 「何もありゃしない」と言われていたヨズガットだったが思いのほか街は明るくて。(夜になったら静まり返っていると思っていた) しかしこのヨズガットの街からホテルまではさらに山を登ったところらしい。 陸の孤島とはこのことか。 「他の宿泊客はいないかも」と言われるほどのホテルであったが、たどり着いたらそこには道をふさぐ大型バスや車でいっぱい。 どう切り返してもこのヘアピンカーブに車が止まっている状態ではこれ以上上れそうにないと判断され、結局荷物を持ってホテルまでの道を少しだけ登ることに。(でもほんの少しだけ) その間に見ることが出来た満天の星空はもう東京では見ることが出来ないような素晴らしいものだった。 夏の大三角形を形作るベガ、デネブ、アルタイルの一等星などはもちろんのこと、小さな星々が作り出す天の川まではっきりと見ることが出来た。 ザナンザが懐かしんだアナトリアの星空を見て、改めて「惜しい人を亡くしたもんだ…」と涙ぐむ(嘘)。 この日の夕食は、まあ、それなりに。(おい) 今まででてきたもののうちの何品か、といった感じのビュッフェだったので特筆することもなく。手荷物を持ったままだったのでとりあえずさっさと食べて早く部屋に戻りたかったのだ。 お部屋はまあ予想通り。ちょっと小振りのお部屋でしたので何とか工夫をして(ベッドを無理やりずらした)スーツケースを広げるスペースを確保。 ここで連泊か…と、言うことはここで洗濯物を洗って干さねばならん! そう言いつつも実はほとんど毎日下着や薄手のものは洗って干していたのでそんなに切羽詰ってなかったんだけど。 とりあえずスーツケースを開け放ち、お代官様と二人、相当くつろいだ格好で今日の買い物の戦利品などを自慢しあっているとそこに千代姫登場。 このメンバーで集まって話題にならないはずがない、ということでやはり話題はパロの話に。(いや、エロか?) くしくも千代ちゃんが持ってきた「教科書」の表紙には露出度高めのカイルばかりが並ぶ。 さすがだよ。あっぱれじゃ。 あまりにもアホな話で盛り上がっていて気づかなかったが、どうやらドアは開けっ放しだったらしい。 そうでなくても静かなこのホテル。やばいほどの大音量で笑い声とヤバげな話が響いたことでしょう。 千代ちゃんを探しにいらしたきすけさんも加わり、さらに話し合いはヒートアップ。 そこで何がどうなったのかわからないが、何故だか「紅の獅子旗」を作ることに。 それだけでは飽き足らず「黄金のイシュタル旗」までも。 おかしいのはこの時いったい誰がどういう経緯で言い出したのかその後誰も覚えていないということ。 まさか…ハットゥサから脳に直接指令が!?(イル辺りから) ≪旗作成ドキュメントマンガへ≫ こうして4日目の夜もふけていったのであった…。 夕陽の中をひた走る。BGMはイルの歌。(写真亜 ホテルは…まあ素朴ですね。しかしこの部屋で尋常でない騒ぎになるとは。(写真院 翌朝壮大なゴッコ遊びが開催されるホテル前の泉。もちろん水は入っていない。(写真押 |
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